[ イベントチャットログそのいち : 人魚姫 ]
/ カイファ / ノノ / 珀眞 / 疾斗 / 封希 / フェルティア / リア / リーン / ルーテ / レジス



封希「こんばんわー」
「よっ、待たせたなレジス!」
レジス「こんばんわー 今日はよろしくな!」
「おう、任せろ! 見ろ、この通りドレスもバッチリ!! (笑)」
レジス「おぉ、美人じゃないか〜 (笑)」
「だろう+ 仲間内に洋服作るのが得意な子が居てさ、その子に作ってもらったんだ♪」
レジス「へぇ、上手いな〜。俺の魔女姿もなかなか胡散臭そうでいいだろう
「おう、胡散臭すぎ
封希「フェルティアさんも、珀眞さんも、カイファさんも、こんばんわ。よろしくおねがいします
珀眞「ああ。久しぶりだな」
フェルティア「こんばんわ、封希様方。よろしくお願いいたしますわ
カイファ「よろしく (にこ) 今日は封希さんの護衛 (×→執事) をつとめさせていただきますね」
「おう! よろしくな〜」
疾斗「……… (あいつが邪魔者か…) (物陰からこそりと)」
カイファ「それで、危険な隣国の姫は……あぁ、あそこに隠れていらっしゃいますね」
レジス「あ、疾斗さんー! 早くドレス姿見せてよ+ (キラキラ)」
疾斗「なっ…来るな! こ、こら、レジス!!」
レジス「うわぁ、疾斗さんのドレス姿……! うんうん、姫君っぽいよ (←笑いをこらえヒクヒクしてる)」
疾斗「くっ…!」
フェルティア「まぁ、疾斗様、美しいですわ 封希様も王子の衣装が良くお似合いです」
封希「わぁ、ありがとうございます…! フェルティアさんもお姉さん役、きれいですね
珀眞「……よく姫君役など了承したな、疾斗…… (←ナレーターで良かったとしみじみ思ってる)」
疾斗「………背に腹は代えられんのでな… (背中に哀愁)」
フェルティア「人魚の役は初めてですから、頑張りますわ。えぇと、彰斗様に凶器を渡せば良いのですわよね (笑顔)」
レジス「凶器……なんか、フェルティアが言うと不安だな……」
フェルティアそれで、邪魔な隣国の姫を抹殺する話でしたかしら?

レジスお前台本読んで来いー!!;; (滝汗)」

疾斗「安心しろ。殺られる前に殺る

なんで俺を睨みながら言うー!!;; (脅)」

珀眞「殺伐とした童話なのだな……」
レジス「ちょっと待てナレーターすら台本未読!?」
「違うぞ珀眞、姫が王子と幸せに暮らす話だ+ (きらり) もし台本にそぐわないようだったら、ナレーターの立場を捨ててでも助けに来てくれ…!!」
珀眞「なるほど。2人の姫がサバイバルで王子を獲得するのだな (←違)」
レジス「………。なんだか始める前からいろいろ不安だけど……とにかくはじめてみるか」
カイファ「楽しい話になりそうですね (笑顔)」

ノノ「やっほー♪ なんかたのしそーな事してる?」

レジス「あ、ノノちゃん! こんばんわー」
封希「リアちゃんも、こんばんわ〜」
リア「こんばんは〜 (ぺこ)」
「やあ! 見て見て、俺綺麗じゃね? (←女装中)」
ノノ「ぶっ!! な、何やってんのよぉ!? (笑)」
「だって俺人魚姫だからさっ+ (きらり)」
レジス「今日は演劇で人魚姫をやろうって企画なんだ〜♪」
リア「あら、彰斗さんが人魚姫さん……なんですか……?」
レジス「リアちゃん、彰よりも疾斗さんの方が笑えるよー なんたってあの疾斗さんが姫君ドレス!! (爆笑)」
疾斗笑うな魔女。 (げしっと足蹴に)」
レジス「うわ、魔女に乱暴すると祟ってやるぞ隣国の姫!? (涙目)」
ノノ「(疾斗の方を見て) ………ぶっっ!! (笑) あはははははははは!!!
疾斗絞め殺すぞ、チビ (睨)」
ノノ「あはははは!! だ、だって〜〜 (笑) リア様、あっち見ちゃだめですよぉ〜〜 (笑)」
リア「ふふ、はいはい。王子様役はどなたですか?」
フェルティア「封希様ですわ。わたくしは姉役ですの」
カイファ「そして、私が姫から王子を守る執事役です。始めまして、お嬢さん方 (にこり)」
リア「あ、えっと、はじめまして、リアと申します〜 (深々)」
レジス「うんうん。で、ハクがナレーター。どうせ役当ててもしゃべんないからさ」
ノノ「っていうか、揃いも揃ってゴツい姫君よねぇ (笑)」
封希「でも可愛いよ?」
レジス「うんうん、可愛いよね。特に疾斗さん (笑)」
「うん、可愛いよ兄貴 いや、姉貴 (笑)」
ノノ「あはは、うん、ある意味可愛い可愛い、ある意味ね (笑)」
疾斗いい加減にしろ。殺すぞ
珀眞「仕方が無いだろう、外見は実際可愛いしな (あっさり)」
リア「レジスさんの魔女は、なんだか適任って感じですね〜」
レジス「だろだろ〜 自分でも驚きの似合いっぷり、俺 (笑)」
ノノ「薬に信憑性ないけどね〜 (笑)」
レジス「え〜、効果は保障済みよ? なんなら今度何か試してみる?
ノノ嫌。 (即答)」
レジス「あ、ヒドイ。俺実際でも薬さばいてんのに (笑)」

ルーテ「こんばんわです〜」

レジス「お、こんばんわー」
「いらっしゃ〜い、ルーテちゃん」
封希「ルーテさんこんばんわ〜」
リア「こんばんは〜 (ぺこ)」
ノノ「ルーテやっほー♪」
ルーテ「わー、なんだか皆さんキラキラした格好してるですね。素敵です〜」
疾斗「…これだけ人数が集まったら劇は無理だな。今日のところは中止にしよう」
ドレスから逃げようったってそうはいかないよん、お兄様 (ニヤリ)」
ルーテ「わぁ、劇をやるですか。おもしろそうですー!!」
ノノ「ねね、ところでさぁ、あたしにも何か役ちょーだい♪」
レジス「あ、じゃあせっかくだから姉役とかは? リアさんもどう?」
リア「え、わ、私ですかっ? (汗) そんな……背景のコンブの役とかでいいです〜〜 (汗)」
ノノ「リア様、コンブって……せめてサンゴとか…… (笑)」
ルーテ「あ、楽しそうかもです。こう後ろでユラユラしてればいいですよね。それなら私も」
リア「あ、じゃあ、一緒にコンブしながら、ゆっくり見てましょう」
ルーテ「はい、一緒にゆらゆらしましょうです。ゆらら〜、ゆら〜 (揺れてみる)」
リア「えっと、こ、こんな感じでしょうか? (揺れてみる)」
ルーテ「おぉ、いいカンジです。こうゆらら〜、と (実演しつつ)」
リア「…こうですねっ、なんだかコツがわかってきました〜 (←一生懸命)」
ルーテ「頑張ってコンブの役を極めましょうです!」
「………これでいいのか? (笑)」
レジス「………いいんじゃない? とにかく、役も決まったみたいだし始めるか?」
「そうだな。おーっし、じゃあやりますか!」
レジス「おう!んじゃみんなスタンバイ! 基本的にはナレーターが進めてくけど、どうせ脱線するから気にするな! (笑)」
ルーテ「わー (ぱちぱちぱち)」
疾斗「封希、起きろ」
「封希ちゃーん! 劇始まるよー!!」
封希「ふぇ…? え、えと、うん… (←寝てたらしくねむねむ状態)」
カイファ「確か王子は最初船上ですね。執事の私も付いていましょう。 (←封希さんと一緒にセットの船へ)」
疾斗「(くっ、カイファめ…。なんて邪魔な…)」
封希「………。こっち…? (←やや寝惚けてる)」
カイファ「そうですよ、王子 (封希さんの手を引いて行く)」
あ゙あッ!!
疾斗貴様、離れろ!! (蹴)」
カイファ「乱暴はいけませんよ、姫 (さらりとかわす)」
「ちくしょう!! 羨ましいぞカイファさんとやらめー!! (避けた先に跳び蹴り)」
カイファ「狂暴な姫君たちですねぇ (錫杖 (←何故) で払う)」
レジス「そこー、ジャレてないで本番行くぞー」
ノノ「そそ、ドレス姿ではしたないですわよ〜? (笑)」
「ハッ、そうだった! 待っててくれ、マイ・プリンス!!+ (しゅたっと去る)」
疾斗「フッ、命拾いしたな…。だが王子は俺が戴く!! (船から飛び降りて去る)」
レジス「よしっ。じゃあハク、ナレーションスタート!」

(辺りの照明がスッと落ち、どこからともなく海と船のセットが現れる)
【上演開始】


珀眞「暗く光の差さない深海で、人魚の末の姫は海上に浮かぶ船を見つめ……」
レジス「……ちょっと待て。なんか童話っぽくないナレーションじゃねぇ?」
珀眞「そうか? 人魚は深海魚だろう?」
レジス「でもさ……もっとこう、明るくポップに……」
珀眞「私にそんなもの求めるな。船上では人間の王子たちがパーティーをしているらしい。地上に憧れる人魚姫は、コンブの影からその船を見つめる」
リア「……はっ (出番だと気付き、改めて揺れる)」
ルーテ「ゆらら〜、ゆら〜」

レジスナイスコンブ!!
ルーテありがとうございますです! (ぐっ、と親指を立てて)

「(こそっ) ああマイ・プリンス、なんて可愛いんだ…!! 絶対私のものにしてみせるわ…!!」
珀眞「そこへ突然嵐が起こった。船は渦へと飲まれ、王子の身体は海へと投げ出される」
封希「きゃあっ!? (よろけて海に落ちる) 」
「とか言ってる間に嵐かよ!! 待ってろ王子!! プリンセス彰にお任せあ―――」

疾斗封希!! (颯爽と現れ、彰を殴り倒しつつ王子救出) 」

げふっ!! (殴り倒される)」
珀眞「……殴り倒された人魚姫は、海の藻屑へと……」
ノノ「なってどーすんのよ!! (笑)」
レジス「ナレーション、それじゃ話し終わっちまうって」

カイファ……船、大破ですか? (一緒に沈んだほうがいいのか悩む)
レジスお前は拾ってもらえないからやめとけ
カイファでは自力で岸まで泳いだ事にしておきましょう (←パワー執事)

「ちょい待ち!!」

ザバッ!! (海の中から人影が飛び出す)

「しかしここで奇跡が起こった、カッコ自分でナレーション、カッコ閉じ!! 無敵の王女プリンセス彰はそんなことくらいじゃ死にません!!+ (きらり)」
リア「(揺れながら) まぁ、パワフルなお姫様なのですね〜」
「ってか隣国の姫!! お前出るの早すぎだろ!!」
疾斗知らん。こいつは貰っていくぞ」
封希「?」
「あー!! 王子様ーーーッ!!」
珀眞「………こうして王子を隣国の姫に奪われてしまった人魚姫。海の神秘で復活した彼女は王子たちの後を追う」

(場面転換 : 海の中)

「………ったくどこ行きやがった不良姫め…」
レジス「そこのゴツい人魚姫! 何かお困りかいっ? (颯爽と魔女参上)」
「まぁ失礼ねっ! こんなに可愛い人魚姫様を捕まえておいてゴツいだなんて!」
レジス「気にするな、見たままの感想だから!
「まっ、酷いわ恋する乙女に向かって! …いや、でも困ってんのは事実だよなぁ。このままじゃ王子の貞操…もとい身が危うい…!!」
レジス「ふむ。もしや、陸へと王子を追いかけるための足をお求めかな?」
「う〜ん、そうだな〜。俺の駿足で行けばまだ追い付けるだろうな。よし、くれ!」
レジス「ふふふ、しかしこちらも商売だからね。ただでやるわけにはいかないのさ」
「ただじゃないって……………ま、まさか私の身体を!? いやー!! 助けてお姉様ー!! あなたの夫妹の私に酷いことをー!! (迫真の演技)」

レジス違うー!!!!;;;;

フェルティア「魔法使い様、わたくしというものがありながら妹にまで手を出すなんて……!!!」
レジス「ご、誤解だ!! ただの商売だ!! くそう人魚姫めハメやがったな……!?」
「はっは〜♪ ラッキー、タダで薬が手に入ったぜ
レジス「うわ待てせめて声置いてけ!!;;」
「え〜、俺の美声をぉ〜? (←嫌そう)」
ノノ「ぷぷぷ、みんなおもしろすぎ……(笑)」
レジス「声だけで魔女の秘薬くれてやるってんだから、いいだろ!? (←すでにやけくそ)」
「同じ声なんだから隣国の姫のじゃダメ?」
レジスダメ。あっちの姫は恐いから。 (きっぱり)」
「ちぇっ、あいつなんか声があってもなくても変わらねぇっつーのにケチな魔女だな。んで? どうやって声を取るんだ?」
レジス「えーと……封希さんが姫ならともかく、お前じゃ口移しはムリだな…… (←残念そう)」
「おう。私もご遠慮願いたいですわ魔女様」
レジス「まぁいいや、適当に魔法で獲るから」
「ん、了解。じゃー適当に取ってくれ」
ノノ「軽いやりとりねぇ…… (笑)」
リア「でも、声なんて何に使うのかしら?」

レジス(彰の声なら疾斗さんと似てるから封希さんを騙せるかもしれない……)
フェルティア…… (にこり)

レジス「んじゃ、まずこれが薬な。用法用量を守って飲めばたぶん命に別状は無いから。あぁ、そんで人間になった瞬間から喋れなくなるってことで一つよろしく」
「はいはーい。………フッ、王子に会うためなら俺の声なんか惜しくない…!! (用法用量を守って薬をごくりと飲みこむ)」
レジス「おぉ、イイ飲みっぷりだな あと、慣れない陸上ではいろいろ苦労するだろう。サービスでコンブの精をお供に付けてあげよう。3人の中から一人選んでくれ」
「ん〜〜〜。んじゃ、すんげー悩むとこだけど、ここはひとまずルーテちゃんで! 天使だから御利益ありそうだし
ルーテ「えぅ?! は、はい、リアさん達の遺志 (死んでません) をついで立派に勤めさせてもらうです!」
リア「ルーテさん、私達も草場の陰から見守ってますので頑張って揺れてくださいっ!」
ルーテ「はい、頑張って揺れるです!」
レジス「んじゃ、すぐに足はえてくるから急いで陸に向かえー
「おう!!」
珀眞「そして足を得た人魚姫は、隣国の姫を倒し王子を救うべく陸へと旅立った……」
レジス「……まるでヒロイックファンタジーだな」
珀眞そして人魚の姉妹に手を出した魔女を、この後どんな悲劇が襲うか知る者はいない……
レジス「ヤメロ不吉なナレーションー!!!;;;」
フェルティア「ふふふ、魔女の出番はここで終わりですから、このあとレジス様をどうしようとかまいませんわね……?」
レジス「ギャー!;;」
フェルティア「人魚姫。あなたもしっかり邪魔者を排除して王子を奪ってきなさい
「(こくりと頷き、ビシッと親指を立ててみせる)」
フェルティア「さあ行きますわよ、魔女様
レジス「げぶぐぶごぶ…… (←深海へと沈んでゆく)」
ルーテ「あぁあ…魔女さん、頑張って生きてください〜」

(場面転換 : 城の中)

珀眞「一方城では、王子を救った隣国の姫と王子の婚約が着々と進んでいた」
レジス「さすが疾斗姫、仕込みが早いな…… (←ナレーションツッコミとして早くも復活)」
疾斗「フッ…。総ては計画通りだ…」
カイファ「ギリギリ、王子に手を出されるのは防いでいますが……時間の問題ですねぇ」
封希「………。わたし、疾斗姫のお嫁さんになってもいいの?」
疾斗「ああ、大人しく俺に貰われていろ (←と言って封希の肩に手を…)」
カイファ「姫、まだ結婚が決まったわけではありませんから、あまり王子に密着しないように (←笑顔で妨害)」
疾斗「………フッ…。いずれそうなる。近い内にな」
珀眞「その前に人魚姫が王子を救いに来るはずだが」
レジス「うん。天使に導かれて人魚姫がそろそろ来るはず……」

(場面転換 : 城の入り口)

ルーテ「ゆら〜。彰斗さんこっちですよ〜」
「んんんー!! (訳:王子ー!!)」

バァン!! (派手な音を立ててドアを蹴破り、城に侵入する人魚姫。場面は一時城の中へ)

封希「きゃぁっ!? ………い、今の音、なぁに??」
カイファ「おや、賊ですか。では… (衛兵を呼ぶ)」

(再び場面が切り替わり、城の入り口へ)

「んんーーー!? んんん、んんんんーーー!? (うわーーー!? 何だこいつらーーー!?)」

レジスって執事、人魚姫の味方じゃないのか……
カイファ王子に近づく虫を払うのが仕事らしいので (さらり)

「んんんんん…ん゙んっ!! (訳:仕方ない…来いっ!!) (双剣を構えて衛兵に立ち向かう)」
ルーテ「あわわ、闘ったら駄目ですよ姫〜」
珀眞「数人の衛兵がいっせいに人魚姫へと襲い掛かる。そしてその頃城の中では」

(場面転換 : 城の中)

疾斗「(丁度良い。この混乱に乗じて王子を隣国まで連れ帰ってやる…)」
カイファ「そこの姫。不穏な動きはしないでくださいね? (←王子をかばって姫と相対する)」
封希「ふに? え、えと、カイファさん…?」
疾斗「フッ……まだ居やがったのか。丁度お前はいけ好かんと思っとった所だ。邪魔をするなら消えてもらおう!! (カイファに向かって斬りかかる) 」
カイファ「やれやれ、血の気の多い姫ばかりですね…… (錫杖で剣を受け流す)」
レジス「おぉ、珍しい戦闘だ〜」

んんんー!! (訳:王子ー!!) (←城の入り口から聞こえる小さな声)

ルーテ「あぁあ、あっちでもこっちでも戦闘です〜…。封希さん…じゃなかった王子様そっちにいると危ないからこっちに避難しましょうです」
封希「で、でも疾斗姫とカイファさんが…」
疾斗「錫杖如きで俺の太刀を止められるとでも思っているのか? 相当な命知らずだな…」
カイファ「そうですねぇ。さすがに貴方が相手では、本気にならないといけないようですね (仕込み杖な錫杖を、細身の長剣へと変える)」
珀眞「こうして疾斗姫対執事の戦いの火蓋が切って落とされた」
レジス「……人魚姫、すっかりカヤの外だな」

んんんー!! (訳:王子ー!!) (←まだ衛兵を薙ぎ倒しつつ)

(BGMオン : 戦闘曲)

疾斗「面白い、止めてみろ…!! (ドレスをバッと脱ぎ捨て視界を塞ぎ、その隙に斬りかかる/←どうやらズボンは穿いていたらしいが上半身は裸)」
カイファ「はしたない姫君ですねぇ…… (小さく唱えた呪で雷の魔法剣を造り、素早くドレスを焼き払う。そして姫の剣を受ける。そのまま剣を流し、雷撃で攻撃!)」
疾斗「ふん、随分といけ好かない技だ。消えろ!! (剣に邪気をまとわせ、雷撃を叩き斬る)」
カイファ「私が神官だというのをお忘れですか? (呪で白光を放ち邪気を浄化する)」
疾斗「ほう、神官…か。小賢しい真似を…!!」
カイファ「では灼き斬るというのはどうでしょう……!」

(素早い動きで迫り来る疾斗に、カイファが焔を纏わせた剣で横薙ぎに斬りかかる。しかし疾斗はバク宙でその剣筋を避け、着地と同時に巨大な剣を振り投げる)

疾斗「斬り殺せ、ディー!!」
カイファ「無駄な動きが多いですね……! (錫杖の柄でを剣を払いのけ、長剣を槍のように構え踏み込む)」
疾斗「はっ、無駄で悪かったな。自己流にしては上出来だと思うが?」

ブシュッ!! (カイファの繰り出した長剣を素手で薙ぎ払う疾斗。その手から紅い鮮血が飛ぶ)

カイファ「……!」
封希「疾斗姫っ、手が…!」
疾斗「逃さん!! (そしてそのまま蹴りでカイファの頭部を狙う)」
カイファ「…くっ…! (間一髪で蹴りを避け) 無茶な事を……!」

(チクショウ…! 待ってろ、俺も今そっちに参戦してやるー!!)
レジスがんばれ〜。城の衛兵は無尽蔵だぞ〜
(うわぁーん!!) (泣きながら倒す)

封希「ええと、ええと、疾斗姫、手当て…! (おろおろ)」
疾斗「気にするな、直ぐに終わる…!! (手から溢れる血を目眩まし代わりに浴びせ、素早く剣を凪払う)」
カイファ「くっ…… (血は避けるが、まともに力を受けて剣を手放してしまう)」
レジス「おぉ、めずらしくカイファがやられてる!?」

(ってかこれ『人魚姫』だろー!? 何で主役がこんなに影薄くて、隣国の姫と執事が戦ってんだよー!! どうなんだそこんとこ、ナレーターッ!!;;)
珀眞……すでに物語りはナレーターの手を離れたらしい。自力で主役の座を取り戻せ、人魚姫
(うわぁぁんっ!! 酷ぇー!!;;)

カイファ「たいしたものですね……! (ローブの袖から短刀を取出し、雷気を纏わせて放つ)」
疾斗「小賢しい真似を…!! (剣を手の届かない場所に蹴り飛ばしつつ、短刀を全身に受けながらカイファの懐に飛び込む)」
カイファ「不死身ですか……!? (ガード間に合わず)」
疾斗「(カイファの首筋にピタリと剣先を向ける) …勝負有ったな… (が、そこで僅かに片足を付く)」
カイファ「………そのようですねぇ。良いでしょう、王子は貴方のものです。でもその前に治療を受けた方が良いですよ」

(BGMオン : 何かいい感じのラブソング)

封希「疾斗姫…! (駆け寄る)」
疾斗「封希… (それより俺はまだ疾斗姫呼ばわりか?)」
珀眞「…と、その時だった」

バンッ!! (ドアを開け放ってやっとのことで傭兵を倒したらしい人魚姫登場)

「んーんんん!! (訳:人魚姫!!)
封希「あ、人魚姫さん」
「んん!! んんんんんっんん、んんんんん!! (訳:さあ!! 私と一緒に逃げましょう!!)
封希「………?」
疾斗「『無事に結婚出来る事になって良かったな。俺は弟として声も出ないほど嬉しい。更に号泣するほど感動している』…と、言っている」
封希「わぁ、ありがとう人魚姫さん (にこ)」
「(適当なことをー!!/泣)」
レジス「残念人魚姫。すでに入る余地は無いな」
「(嘘!? マジで!? 俺何のために声捨てたんだよ!! 納得いかねぇぇぇー!!/号泣)」
珀眞「こうして死闘を勝ち抜いた疾斗姫は、その後王子と共に幸せに暮らした」
レジス「あ、そうそう王子を得られなかった場合、人魚姫は泡になるから。成仏しろよ
「んんー!! んんんんんんーんんーーー!! (訳:いやー!! 助けてお姉様ーーー!!)」

(BGMオン : ヒーローが登場する時の音)

フェルティア「ここで姉姫の出番ですわね……! さぁ人魚姫、この短剣で疾斗姫と戦うのです!」

レジス……あれ、刺すのは王子じゃなかったっけ?
珀眞そもそも短剣程度で疾斗姫と戦えるのか?

「(くっ、ありがとうお姉様! 私、姫と戦います!! 例え短剣でもこの状況なら勝算はありますわ!!/と、ジェスチャーで伝える)」
フェルティア「愛は勝ち取るものですわ! がんばるのです妹!!」
「(お姉様が言うと生々しいですわ!! よっしゃあ!! グッバイ隣国の姫ー!!)」
レジス「おぉ、人魚姫が起死回生の攻撃を」
疾斗「しかし効いたな… (右肩が動くかどうか試しに振ってみる)」

ぶんっ

「(げふっ!!/当たる。)」
レジス「……情けないな、人魚姫……」
疾斗「ん? (くるり) …どうした彰。床に張り付くのが好きか?」
「(しくしくしくしく…/声も上げずに涙する)」
フェルティア「愛が足りなかったんですわね……」
珀眞「こうして人魚姫は海の泡となり、世界に平和が訪れた」
レジス「って悪役か人魚姫」
「(むしろ隣国の姫の方が悪役なのにー!! うわぁぁぁん!!/←泡になって消えていく)」

【終劇】
(舞台の幕がすーっと下がり、照明の明るさが元に戻る)


カイファ「良かったですね、丸く収まって。あ、傷はちゃんと治療した方が良いですよ。雷撃は神経まで灼きますから」
疾斗「言われんでもやる。お前が随分滅茶苦茶な攻撃をしてくれた所為で、流石にこのまま放っておく訳にはいかんからな」
カイファ「貴方が無茶な受け方をするからです (平然)」

リーン「カイファさん!! (遠くから)」

カイファ「……リーン君?」
リーン「探しましたよ! まったく、突然消えるんだから……早く戻って仕事片付けてください!」
カイファ「おやおや、見つかってしまいましたね。……では、迎えも来ましたので私はこれで」
レジス「っておい帰んの?」
カイファ「えぇ、久々に遊ばせてもらいましたし。疾斗さん、また今度お相手してくださいね (にこ)」
疾斗「お前とはもう二度と御免だ」
カイファ「おや、残念。でもきっと、また会いますから (笑顔) それでは」
リーン「あぁ、支給品の錫杖こんなにしてー! 誰が始末書書くと思ってるんですか……っ! (そして遠くなってゆく)」
封希「カイファさんも、お大事に〜!」
レジス「心配しなくても平気だよ、封希さん。回復魔法ならリーンも多少は使えるしね。それより疾斗さん、気をつけなよ。カイファ、ああ見えてプライド高いし執念深いから、きっと罠張って再戦してくるぞ?」
疾斗「何度来ても無駄だと思うがあまり歓迎は出来ん話だな。あんな奴を相手にしていたら面倒で仕方ない」
レジス「そうなんだよね〜。たまに脈絡無くやる気になるから困るんだよ、あいつ」
珀眞「さて……劇も終わったことだし、私達も帰るとしよう」
フェルティア「えぇ、わたくしもそろそろおいとまいたしますわ」
封希「またいっしょに遊びましょうね (にこ)」
フェルティア「えぇ、また機会がありましたらお会いしましょうね (笑顔)」
珀眞「また劇の機会があるとしたら、もっと喋らない役が良いがな……」
レジス「地のセリフほとんど喋ってないし、今回全然不幸な目にあってないじゃないかお前。疾斗さんなんて女装だぞ? …… (思い出し笑)」
疾斗「……… (殺気放出)」
レジス「うわゴメンゴメン!;; そういや今日も彰は死にオチ? 元気だなー毎回 (←ちょっと違う)」
「いや…。もうかなり辛いぜ…?+ (吐血しながら儚げな笑みを…)」
レジス「おぉ、泡から復活! このまま行けばそのうち疾斗さん並の不死身っぷりだな」
「おう… (コクリと頷いてゴプッと血を吐き、そのままドサリと倒れ込む)」
レジス「っておーい、だいじょぶかー。血ぃ足りてるー? (笑)」
封希「彰くん、だいじょうぶ?」
「あぁ、封希ちゃん…! 俺はもうダメかも知れない…!」
封希「そんな…!」
疾斗騙されるな。全部血糊だ (彰を踏み潰すと、どこからともなく血糊が出てくる)」
「あッ!! せっかく泡になって消えたフリして取ってきたのに!!」
レジス「用意万端だなー、彰。意味ないけど
酷ッ!!;;
レジス「んじゃ俺もそろそろ帰ろうかな」
「あ〜、そうだなぁ。俺も流石に今日は疲れた〜。その分面白かったけど」
レジス「おぅ、いつもと違った感じが出ておもしろいな
「ま、これで封希ちゃんが俺のものになればもっと面白かったんだけどな〜」
レジス「おぉ、そうだな! 今度こそフェルティア無しで女の子をゲット……!!+」
疾斗「馬鹿二人が…」
レジス「ヒドイよ疾斗さん〜、疾斗さんだって封希さんとラブラブできればそれでいいくせに」
疾斗無論だ。他に何がある」
レジス「………うん、そうだろうね。あ、俺も今度はメインやってみたいな〜♪ 俺の気品なら王子だなやっぱ+ (キラーン)」
「うーん。王子っつーより…乞食? (酷)」
レジス「うっわヒド!! むしろ彰似合うよソレ! (笑)」
「何を言うか。俺の人魚姫は素晴らしかっただろう!+ (きらり)」
レジス「もちろん! 素晴らしいヤラレ役だったぜ……!+」
「だろ…+ って、ちっがーう!! (笑)」
封希「………。じゃあね、ピーターさんは?」
疾斗「(…ピーターパンか? もしかして…)」
レジス「あぁ、それは楽しそう んじゃ封希さんがウェンディで俺とラブラブ?
封希「ううん。フェルティアさん (にこ)」
レジス「え゙っ!? ……あ、でも焼きもち焼きなティンクよりはマシかも……?」
「そうだな〜。ティンカーベルはノノちゃんでいいじゃん!」
封希「わぁ、ぴったり
「んで、ミチがジョン…だっけ? 二番目の奴 (理由:眼鏡というかサングラス着用だから)」
レジス「ああ、似合いそう (笑)」
「そんでもってフック船長は疾斗…と見せかけてアルちゃんとか良くね?『全てはウェンディ (フェルティアちゃん) と、ピーターパン (レジス) の仲を進展させるための計画だった…』とか、あの子ならやりそ〜 (笑)」
疾斗「確かに…」
「そうなったらルーテちゃん、リアちゃん達女の子は目の保養のために人魚かな〜」
封希「ええと、珀眞さんは?」
「末っ子のマイケル」
疾斗「それは微妙だな…。珀眞が常にぬいぐるみ持って歩くのか?」
「だってあんま喋んない役がいい言っていってたじゃんか♪ 珀眞のイメージが崩れるカッコって一度見てみたいし〜 (笑)」
疾斗「………成る程、そうだな (悪笑)」
封希「じゃあね、彰くんと疾斗は何やるの?」
「そうだなぁ…。じゃ、こうしよう! 封希ちゃんは途中で攫われるインディアンのリリィで、俺はそのリリィと四六時中一緒にいる酋長
疾斗「ほう…?」
封希「疾斗は?」

鰐だろ、ワニ!! ぴったり!! (笑)」

疾斗そうなったら真っ先にお前を喰い殺す!!

「きゃー!! 時計ワニが怒ったぁー ピーターパン助けてー!! (笑いながら逃走)
疾斗「ピーターパンはもう帰った…泣こうが叫こうが容赦せん!! 行くぞ封希!! (ひょいっと封希を肩に担ぎ上げる)」
封希「ふぁ‥っ!?」

疾斗死ね、酋長!!

うぉ、ヤベっ!!;; そんじゃみんな、まったな〜! (遠くから手を振りつつフェードアウト)

キャラクター著作権
レジス / 珀眞 / フェルティア / カイファ / リーン : (C) 朽葉
疾斗 / 封希 / : (C) 雛稀ゆあ
リア / ノノ : (C) SATO
ルーテ : (C) 積木